2021-01-22 第204回国会 参議院 本会議 第3号
同条約は、長年にわたり核の実相を語り継いできたヒバクシャの強い思いの結晶であり、核兵器の実験や開発、保有、使用などを初めて全面的に禁止した画期的な国際法規範です。バイデン大統領は、オバマ政権が掲げた核なき世界の理念を継承することを表明しています。同条約の発効と合わせ核廃絶の機運が世界で一層高まることを期待したい。
同条約は、長年にわたり核の実相を語り継いできたヒバクシャの強い思いの結晶であり、核兵器の実験や開発、保有、使用などを初めて全面的に禁止した画期的な国際法規範です。バイデン大統領は、オバマ政権が掲げた核なき世界の理念を継承することを表明しています。同条約の発効と合わせ核廃絶の機運が世界で一層高まることを期待したい。
ヒバクシャ国際署名については、政府としても、核廃絶というゴールは共有していますが、このヒバクシャ国際署名が締結することを求める核兵器禁止条約については、安全保障の現実を踏まえることなく作成されており、日本政府のアプローチとは異なるものと認識します。 核兵器禁止条約についてお尋ねがありました。
ヒバクシャ国際署名と核兵器禁止条約の締結について伺います。 日本原水爆被害者団体協議会が提唱するヒバクシャ国際署名は、二〇一六年四月に始まり、核兵器の廃絶、核兵器を禁止し廃絶する条約を結ぶことを全ての国に求め、世界に呼びかけを行ったもので、昨年九月末時点で八百三十万人分の署名が集まっています。
この背景にあるのは、やはり被爆者の皆さんが命ある間に核兵器のない世の中を見たいということで奮闘されていること、それと、結んだ国際的な世論と運動、ヒバクシャ国際署名も展開をされております。アメリカでも、人口四千万人という最大の州であるカリフォルニアの州議会で禁止条約を支持する決議が上がりました。ヨーロッパでも様々な運動が広がっております。
一枚めくっていただきたいんですけれども、この後、認定のあり方は変更はされてはいるんですけれども、結局、それでは救われない方々が多くいて、結局、ノーモア・ヒバクシャ訴訟ということで訴訟が続いております。こちらを見ていただきたいんですけれども、多くが原告勝訴なんですよ、七割近く原告勝訴。その前の集団訴訟からいくと、九割近くがこの被爆者の訴訟では原告が勝っているんです。
きのう東京高裁で、原爆症の認定申請を却下した国の処分に対して取消しを求める、いわゆるノーモア・ヒバクシャ訴訟の東京高裁での控訴判決が行われました。一審の判決を支持して、原告六名が全員改めて原爆症と認定して、国の控訴を棄却することとなりました。
○森本真治君 このヒバクシャ国際署名は、核兵器なき世界を目指すということで被爆者の皆さんは地道に活動をされているんですね。 総理、閣僚として、政府の一員としてはできないというような今大臣の答弁がありましたけれども、この核なき世界を目指すというのは我が国がまさに取り組んでいるそのものの活動です。個人としてでも署名をしていただきたいと思いますけれども、総理の御答弁をお願いします。
○国務大臣(河野太郎君) ヒバクシャ国際署名の活動は、核兵器のない世界の実現に向けて国際社会の更なる取組の土台となるものだとは思います。被爆の悲惨な現実を国際社会の理解を得るための大変尊い努力をされているということで、政府としても核廃絶への思いは共有をしているところでございます。
(資料提示)先ほど総理の方もお話しいただきましたけれども、被爆者の皆さんがこれまで地道に活動をされてきた、その取組の一つとしてヒバクシャ国際署名というのがあります。二〇一六年四月スタート、昨年九月の集計時点で約五百十五万五千人もの署名が集まっています。これには国内の知事さんや市町村長さんも続々と賛同されておりまして、現在九百七十六の自治体、全体の過半数を超える首長さんが賛同されています。
核兵器のない世界を願う被爆者の命懸けの訴え、これが国際社会を揺り動かして、多くの国々や市民社会が努力を積み重ねて採択をされたものでありまして、条約としては初めてヒバクシャと書き込まれました。 日本は唯一の戦争被爆国でありながらこの条約に反対をし、被爆者からも失望の声が上がりました。
先週発表された議長の条約草案には、ヒバクシャという日本語を用いて、彼らの苦難や努力に対する言及が盛り込まれました。草案の発表に当たり、議長は、かつて南アフリカが保持していた核兵器を廃棄したことに触れ、そのようなモデルを今後の核軍縮にも適用するべきであると提案しております。NPT上の五核兵器国だけでなく、全ての核保有国にどのように核を廃棄させていくかという具体的な議論が始まっているのです。
今度の草案にヒバクシャと書き込まれたということは、被爆者や日本の世論や運動の果たしている役割の大きさ、期待の大きさを示したと思うんですが、一方で、日本政府がこの条約交渉をボイコットし、さらにこのインドとの原子力協定を結ぶということになります。 そうしますと、この協定の締結によって被爆国日本がインドの核保有を事実上容認をし、インドの核保有国としての地位を高めることになると、こういう声があります。
被爆者が核兵器を禁止し廃絶する条約を結ぶことを求めるということで呼びかけたヒバクシャ国際署名、数億を目指すということでありますけれども、これに対しても、外国の政府の代表から、強さを与えられるということで、大きな賛意も寄せられたところであります。
○堀内(照)委員 ところが、この後も裁判所の判断基準を無視した原爆症認定却下が相次いで、今、ノーモア・ヒバクシャ訴訟というのが闘われております。 提訴者が百二十人、現在の原告は七十四人で、地裁判決での原告勝訴は、自庁取り消しの二十二人を含む四十七人、八九・六%の勝訴率です。その多くが判決として確定をしております。 二〇一三年末に、国は、原爆症認定基準を新しい基準に見直しました。
ノーモア・ヒバクシャ訴訟の大阪地裁で五月九日、また原告勝訴の判決が出されました。原告の原爆症認定申請を却下した処分を取り消すことを命じたものであります。 この二人の原告は、昨年十二月の新しい審査方針の積極認定に関する基準には該当しない。つまり、今回の判決もまた新しい認定基準、認定審査方針が極めて不十分であることを示したものだと思います。二人の原告は判決を待たずして亡くなっております。
法案に入る前に幾つか質問したいんですが、四月二十三日のノーモア・ヒバクシャ岡山地裁判決について、昨日、厚労省は控訴断念をいたしました。この裁判は、三歳のときに長崎で被爆をして、被爆の当日、八月九日に爆心地から四百メートルのところに入市をされたという方ですね。二人の方の入市証明書があったんです。三歳でしたから、証明書が、確かに入ったという証明書が書類に添付されていたものをこれは見落としていたと。
○加藤修一君 それでは、次の質問に参りますけれども、八月六日、これは広島、原爆が投下された、九日が長崎でありますけれども、それ以外に被曝という意味では、まあヒバクシャという、片仮名でいうヒバクシャというのは非常に意味が深いと私は思っていますけれども、この二つの原爆の被爆以外に、第五福竜丸、この被曝もある。
今日は時間がないと思いましたので、「二十一世紀のヒバクシャ」、今までに放射線被曝をされた方が世界中にどれぐらいいるかということ、もう一冊は「リスク認知とリスクコミュニケーション」ということで御準備させていただきましたので、後ほどお目通しいただければ有り難いかと思います。 配付資料の一枚目、本日説明の骨子であります。
○参考人(福地茂雄君) NHKは、私どもは、先ほど申し上げました世界の平和の理想の実現、人類の幸福の実現、そういったものに向けまして今後とも精力的に番組の制作を続けてまいりますが、具体的に申し上げますと、二十一年度に実施いたしましたのは、八月に総合テレビで「ノーモア・ヒバクシャ 核兵器のない世界を目指して」、それから「忘れないで、わたしたちの戦争」、それからNHKスペシャル「日本海軍 四百時間の証言
「知られざるヒバクシャ」という本をぜひお読みください。 九五年から九六年にかけて、沖縄鳥島の射爆場で、在日米軍機が本来日本で使用が禁止されていた、今話しております劣化ウラン弾、千五百二十発を演習に使用した事件がありました。
○東門委員 そういう御認識はないということだったと思うんですが、大臣にぜひお勧めしたい「知られざるヒバクシャ」という本が出ております。アメリカや各地を訪ねて歩いて、劣化ウラン弾あるいはウラン、そういうもののもたらす人体、環境への影響を本当に細かく調査をして、あるいはインタビューをして書かれた本がございます。ぜひ御一読をお願いしたいと思います。
私も広島におりまして、いわば再びヒバクシャをつくってはならない、そういう思いで原水禁運動やさまざまなヒバクシャ運動をやってきたんですけれども、ジェー・シー・オー以外に核による死亡という犠牲を受けられた方がこんなにもたくさんいるということに愕然としますし、私どもの運動として本当に反省をしているところであります。
一つは、先ほど来ありましたアメリカの郵便公社が原爆のキノコ雲を図案にした記念切手を発行するという問題についてですが、被爆者問題を所管する大臣として、アメリカ政府に対してノーモア・ヒバクシャ、ノーモア・ヒロシマ・ナガサキ、こういう立場を明確にした態度をとっていただきたいというのがその一つです。
まず、伊東参考人と田川参考人のお二人にお伺いしたいのですけれども、ノーモア・ヒバクシャ、ノーモア・ヒロシマ、ノーモア・ナガサキ、これが世界的に今や本当に共通の思いにまでなってきている、そう私も感じます。日本国内での反核・平和の運動、この広がりも、私もことし長崎の大会に参加をさせていただいて、本当に感じたところでございます。
○佐藤昭夫君 今の報告で冒頭言われたように、環境への汚染や人体への被害、そういう例はないということでありますが、これ去年出版されたものですが、岩波新書で「ヒバクシャ・イン・USA」、こういうのがあります。